網膜ディスプレイ、ブラザーが2010年に発売へ人間の感覚器官は、いわゆる五感(視覚/聴覚/嗅覚/味覚/触覚)のどれであろうとも、(1)感覚器官で情報を受信する→(2)神経の電位変化によって脳に伝送する→(3)脳で情報を解析するという順番で「知覚する」。
現状では、人間が近くを行うのには外部からの刺激(情報伝達)を各感覚器官で受信し、上記のプロセスをへて近くを行っている訳だが、将来的には、(1)あるいは(2)の部分の省略がなされるようになってもおかしくないし、そのような状態を想定して描かれているSFもいくつも存在している(
フィリップ・K・ディック
「
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
」など)
この
網膜ディスプレイ、テクノロジーが(1)(2)のプロセスの省略へと一歩近づいたと言えるだろう。つまり、今まではコンピューター内の情報は物理的にディスプレイに投影され、人間はディスプレイに写し出された映像を空気と光を介してから眼球で知覚し、やっと(1)のプロセスへと到達していたわけであるから。人間の目とディスプレイが例えば50cm程度離れているものだとしたら、今回の技術は、それをほんの数センチにまで近づけたものだと言えるだろう。
この技術は今後機器の小型化と投影解像度の高解像度化を進ませることになるだろう。ある程度小型・軽量化が進んで投影できる解像度も上がったら、間違いなく軍事・治安維持目的に利用されることになるだろう。そして、もしかしたら将来的に、極度の近視や乱視の矯正をする為の技術として応用される可能性もある。
近視や乱視は網膜に適切に映像を投影しない為に起こるものである。だから、あらかじめ網膜に投影するべき映像のズレのパターンを解析してモジュール内にインプットしておけば、そのズレのパターンを修正して画像を網膜内に投影することも可能となるのである。。
問題は、どのように目に入ってくる生の光をシャットアウトするか、だ。この段階の技術だと、外の景色は透けて見えているみたいなので。サングラスのような形で目を覆ってシャットアウトすることになるのかもしれない。もしかしたら、アニメ「
装甲騎兵ボトムズ
」の主人公キリコが装着しているようなゴーグル型になるのかも知れない。そうなると、一般人が使うには少し難しい。「私は極度の近視です」とアピールしているようなものだから。
しかしそれでも、
攻殻機動隊
の世界が、また少し近づいたといえるのではないだろうか。
posted by NaruseT at 14:54|
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