修正液。文字を書き損じた時に、上から塗り重ねて間違いを正すもの。しかし、修正液にはもう一つ、秘められた役割がある。
それは、紙の嘘を、暴くこと。
紙は白。文字は黒。ほとんどの場合、人はそう思って、紙に文字を書き続けている。しかし、それは大いなる欺瞞なのである。
紙は決して、白くない。その中には微妙な濃淡があるし、決して白とは言えないような紙も多く存在する。それを白と思い込むのは、文字の黒とのコントラストがあるからである。
だから修正液は、大半の紙よりも純白であることを要求される。修正液自身の欺瞞??ただ覆い隠しただけで、決して「修正」できていないことを感じさせないくらいの純白を。
今日もどこかで、嘘の吐き合いが繰り広げられている。紙と文字と修正液。重ね合い、だまし合いの記録が今日も、残されていく。
2008年09月04日
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