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2008年09月04日

社会の中のデザイン

 私にとって「デザイン」とは、「社会そのもの」である。

 「デザイン」は、デザイナー側の一方的な主観によっては成立しない。製品は「使用」されることが前提だ。「使用」は「機能性」と不可分であり、「機能性」はデザインの根本となるものであるから、デザイナーはあらかじめ、その製品が誰に使用され、どのような用途で使われるのかを踏まえた上でデザインを行って行く必要がある。

 デザイナーは常に社会を見据え、その時代に必要とされているものを研ぎ澄まされた感性で見抜かなければならない。そして未来へのベクトルを予測しながら製品を作り出し、「必要」の解答を次々と提示する。

 社会に必要とされないものは、大量生産され、購入され、使用されることが前提の製品デザインに入り込んでも、結局は消えてしまう。だからこそ、「社会」が「デザイン」の基礎を築く根本的な要素だと言えるのである。


多摩美術大学 造形表現学部入試課題「あなたにとっての社会とデザイン」


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posted by NaruseT at 12:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 美大の小論文参考作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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